2016年12月16日

ショーケンのスポーツトレーナー日記C


みなさんこんにちは。

教員の成田です。



スポーツトレーナー日記第4回は、

怪我への対応についての話を

させていただきます。



実際に怪我をした選手に対する初期処置として

自分が具体的にどのような対応をしているのかを

紹介していきます。


よく知られている初期処置として「RICE処置」と

いうものがあります。



RーRest      安静

IーIce      冷却

CーCompression  圧迫

EーElevation   挙上


IMG_2802.JPG


この4つの頭文字をとって「RICE処置」と

よばれています。


実はこの処置については賛否があり、

RICE処置の生みの親であるDR.Gabe Markin氏は


「何十年にわたって私のRICEという言葉が

 コーチの間で使われてきた。

 しかし、RestIceおそらく治癒を遅らせる。

 私は間違っていた」


…と最近になって伝えています。


その理由として具体的には

Restだけでは異常なコラーゲン組織の再生に

 つながる」

Iceは組織の再生を遅らせる」

といったことが挙げられています。

また圧迫や挙上に関しても様々な意見があります。


そのように様々な考えがある中で、

スポーツトレーナーとしての自分が

実際に現場でまず行っているのは

「水による冷却」です。


バケツの中に水道水を入れ、

怪我をした患部をつけて冷やします。

冷やすことで、炎症による痛みを

コントロールしていきます。


氷で冷やす方法もありますが、

冷やし過ぎて凍傷になったり、

血管の収縮が起こることによって、

栄養供給が妨げられ、組織の回復が

遅れてしまうことが考えられます。


IMG_2803.JPG


こんな感じです。


個人的には、いろいろ試行錯誤した結果、

普通の水道水のみで冷やすのが良いと

考えています。

また「RICE処置」のCとE=圧迫や挙上は

特に行ってはいません。

これらも局所の栄養供給を妨げることになり、

組織の回復を遅らせてしまうことが

考えられるからです。


このような考えから

自分は初期処置に氷を使用していませんが、

氷を使用した冷却を否定しているのでは

ありません。


大事なのは、

どんなに当たり前のことでもしっかり勉強をし、

自分なりの理論を構築して

臨床現場で実践していくことだと思うのです。













posted by 八丁堀の柔整科 at 18:05| 日記